?@ 電子ブースサブシステム
市内各所に設置された電子ブースと市役所間をネットワークで接続し、テレビ電話機能を利用した職員との遠隔対話による行政窓口サービスを実現する。また、電子ブースを通じて行政に関する遠隔相談も可能にする。
これにより住民に対して、手続きや行政に関する相談の簡便化が図られる。
?A 無人行政サービスサブシステム
市内各所に設置された証明書発行機と市役所間をネットワーク化し、利用者は証明書発行機を操作して必要な証明書を入手できる。
これにより住民に対して、証明書の入手の簡便化、サービス時間の制約緩和が図られる。
?B 書式帳票、パンフレットデータベースサブシステム
届出書や記入例、各種パンフレット等のデータベースを作成し、本庁の端末機から修正・追加ができ、市民の要求により公民館などの端末機から入手できる。
これにより住民に対して、広報のオンライン化により行政情報をタイムリーに入手可能となり、また、資料の欠品がなくなる。
以上の3サブシステムが実現することにより、地方公共団体として相談サービスの改善、窓口業務の緩和、重要な業務への人力強化、帳票等の過剰印刷によるムダの排除が図られるとしている。
(3)実用化に向けての実験プロジェクトの今後の取組み
?@ 無人行政サブシステムへのデータ受け渡し方法の検討
実験で想定している証明発行機は既存の行政情報システムと互換性がないため、データの受け渡しはイメージ形式で行うこととされた。将来的には、効率性、信頼性を高めるため、互換性を確保し、文字データの取扱いを可能としたオープンシステムを検討する必要がある。
?A 制度面の調査・検討
電子的手段による相談、申請手続き、証明書発行という行為が、現時点での法的規制に抵触する場合の対応策等の検討が必要とされている。
?B 端末デザインと端末設置場所の検討
市民が直接使用するため、電子ブース等のデザイン面での配慮、操作ガイドの使い易さ等、実験期間においても必要に応じて改善できるような配慮が必要である。
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